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宮田八郎遭難対策委員会 解散のお知らせ


宮田八郎遭難支援に関し、皆様方には様々な形で捜索にご協力いただき誠にありがとうございました。

委員会は、ご家族の思いに共感してくださった皆様のご支援や激励を深く胸に刻み、
遭難直後の捜索から「ありがとう上映会」の協力まで活動を行ってまいりました。

支援していただいた皆様には、活動及び会計報告書の送付を平成31年1月29日に行いましたが
これを一つの区切りとし、当委員会を解散することといたしました。


宮田八郎くんの誕生日の翌日から、灘区民ホール上映会までの251日間。
長いようで短いときを君のために費やし、最後の上映会終了直後、
虚脱感がしばらく自分を支配していた事を思い出します。
それでも、なんとなく、まだ君がどこかにいる気がしてなりません。
僕らがそう思うのだから、ご家族は、なおのことでしょう。

彼は山岳救助を含め、ネイチャーアクティビティの豊富な経験を持ち合わせていましたが、
残念なことにこのような事故に至ってしまいました。
この出来事はどんなベテランでも、自然界では遭難の危険はあるということを改めて示した形となりました。
我々も今回の事故を教訓にして更なる安全な活動を目指したいと思います。

委員会はこれで解散しますが、
今後も宮田家を支えてあげたいと個人的に思うのです。
もし同じように感じられたのなら、是非ご家族にお声かけしてください。
きっと励みになると思います。

宮田八郎くん。
君は君らしく人生を全うしたのだろう、と思う。
君が残した映像作品や救助活動そして生き様に、感動や勇気そして生きる力をもらった人たちは沢山いたんだと、上映会のお手伝いをしながら来場者を拝見し、感じました。
では、我々は改めて何をやってきたのか、そしてこれから何を成すのだろう?
「現世で生きる意味は魂の修行」そういう考え方も、確かにあります。
そんなことを考えつつ、“ ぼちぼちいこか ”と思います。


濃密な時間を本当にありがとう、そしてお疲れ様でした。やすらかにお休みください。
あらためて、ご冥福を心からお祈り申し上げます。




宮田八郎遭難対策委員会 代表 小 松 一 喜